前野岳洋の自信がつくビジネスマナー
2017-08-02 共に天を戴かず 冠婚葬祭余話
礼記の礼制の礼や官制の礼には、赤穂浪士が吉良上野介を討つとき、その趣意書に引用した、主君の仇は共に天を戴かず、も入っていて、そのもとは次のごとくです。

「父母の讐は共に天を戴かず、兄弟の讐は兵に返らず、朋友の讐は国を同じうせず」

つまり、親の敵はこの天の下に生かしておくわけにいかぬ。

兄弟の敵には出会ったとき、兵(武器)を取りに家にかえるようなゆるんだ気持ではダメだ。

いつも武器をたずさえていて、その場で仕止めねばならぬ、うんぬんというのです。

「父母の讐は、とあるのを、主君の仇はといっても、無学と笑われはしないでしょうか」と大石が当時、学者として有名だった細井広沢に、それとなく聞くと広沢は答えたといいます。

「それこそ学問を生かすというものです」

前野岳洋・イメージプランナー